『39度以上の高熱は肺炎の前兆?救急受診の見極め基準と初期対処法【完全攻略法】』
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肺炎の臨床像は、患者の年齢や基礎疾患によって劇的に変化します。典型的な教科書通りの高熱が出ないグループが存在することを知っておかなければなりません。
高齢者に見られる「非定型症状」と誤嚥の恐怖
高齢者の肺炎では、免疫機能の応答低下により39度以上の高熱が出ないケースが珍しくありません。「なんとなく元気がない」「急にご飯を食べなくなった」「うとうとして呼びかけへの反応が鈍い」「失禁が増えた」といった、一見すると認知機能の低下や衰弱に見える変化こそが、高齢者の非定型症状です。
また、食事中だけでなく就寝中の無自覚な唾液の垂れ込みによる誤嚥性肺炎は、目立った激しい咳き込みを伴わずに肺の深部で静かに進行します。家族が「熱がないから大丈夫」と過信している間に敗血症ショックへ移行することもあるため、呼吸数(1分間に20回以上の浅く速い呼吸)や顔色の変化に目を光らせる必要があります。
乳幼児・小児の「努力呼吸」を見落とすな
小児の場合、自身の息苦しさを正確に言語化できません。大人が確認すべきは「胸とお腹の動き」です。息を吸う際に肋骨の間や鎖骨の上がペコペコとへこむ陥没呼吸、鼻の穴をピクピクと広げて息をする鼻翼呼吸、呼吸に合わせて首が上下するシーソー呼吸が見られる場合、即座に夜間小児救急へ搬送しなければなりません。