山崎邦正の若い頃Q&Aまとめ!コンビ名・当時のイケメン秘話から現在の評判まで完全網羅
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テレビタレントとして確固たるポジションを築きながらも、彼の胸中には消えない焦燥感がありました。40歳を目前にした2000年代後半、自身の将来や芸人としての寿命に対する深い葛藤が始まります。「このままバラエティ番組で消費され続けて、50代、60代になったとき何が残るのか」。
東洋経済オンライン(2022年)が分析したように、彼を劇的に変えたのは、桂枝雀の落語テープ『あたま山』との出会いでした。一人で何役もの人間を演じ分け、座布団一枚の上で無限の情景を描き出す古典落語の奥深さに心を奪われます。テレビのひな壇で瞬間的な瞬発力を求められる世界とは対照的に、一生をかけて磨き上げられる芸の深遠さに打たれたのです。
2008年、彼は意を決して上方落語の重鎮・月亭八方に弟子入りを志願。八方はテレビタレントとしての知名度に頼らない覚悟を試すため、厳しい稽古を課しましたが、彼は一切の慢心を捨ててこれに応えました。同年「月亭方正」の名を拝命。2013年1月1日には、25年間慣れ親しんだ「山崎邦正」の名を芸能活動の全領域で捨て去り、正式に「月亭方正」へと一本化しました。テレビの看板を自ら下ろし、高座にすべてを懸けるという、芸能界でも極めて異例の決意でした。